もとは澄んだ水をたたえ、飲料水となっていたが、ある日、乞食のようなみすぼらしい行者がきて、池の地主の軒先に立って一杯の水を求めたとき、その家の老婆が無愛想に断ったので、この池は急に濁ってしまったといわれている。またこの濁り水を器に汲み取れば澄んだ水に変わるという。 八海めぐり第6番の霊場として、阿那婆達多竜王(あなばたつだりゅうおう)をまつり、今は池に埋もれて無いが、石碑には「ひれならす龍の都のありさまを くみてしれとやにごる池水」との和歌が刻まれていたといわれる。